淡さを感じる空色
青ではなく、空色ポット。
確かにその色は、青という色ではなく、時によってそれぞれにその表情を変える空のようです。
ところどころに入ったピンホールも、とても良い雰囲気。
そのカタチもとても美しく、見ているだけども気持ちがいいのですが、持った時の手への馴染み方が特に良く感じられます。
ふと思い立った時に、こちらのポットに手を伸ばせば、何の違和感もなく手に持つ事ができます。
本当に少しづつ、ひと目には分からないくらいの改善を積み重ねて今の形になったそうです。
本質は細部に宿るなんてことを言いますが、試行錯誤の過程を経てしか辿りつけないかたちなんだろう...という事を感じます。
手触りや質感について
サラサラとしてはいますが、持ったときの手への感触はしっかりとしたもので、安心して使うことができます。
空色の釉薬の下地も薄っすらと見え、使っていくほど経年を楽しむことができそうな質感です。
色について
基本はきれいな空色ですが、所々に入ったピンホールや、わずかに表情が異なる水色となっています。
エッジの部分は下地が少し見えていて、ポットの表情をより豊かなものにしています。
形について
ぽってりとしていて丸みと安定感のある可愛らしいカタチをしています。
持ち手は広めに作られていて、とても持ちやすく安心して注ぐことができます。