岡村宜治さんの、灰釉カップ&ソーサーについて
西洋のイメージがあるカップ&ソーサーですが、岡村さんの制作されるものはそういったイメージよりもずっと落ち着いた佇まい。
気を張らずとも、すっと手を伸ばして使うことが出来そうです。
灰釉が施されたカップとソーサーはとても深みのある味わいがあります。
コーヒー、紅茶はもちろんどんな飲み物にも。
手触りや質感について
見てみると光沢があり、その見た目の通り涼し気な質感とさわり心地です。
持ち手のエッジ、焦げ茶色の部分などはややザラつきがあり重厚な雰囲気があります。
持ってみてもザラつきもしっくりと馴染みます。
色について
クリーム色に、ほんの僅かに緑色を混ぜたような落ち着いた色合いに、主にエッジの部分に焦げ茶色が入ります。
全体的に、くすんだような落ち着いた色合いで、昔に描かれた静物画のような、不思議な趣があります。
形について
カップは、ややくびれた可愛らしさのあるかたちをしています。
ソーサーは平らというほどではなくわずかに深さがあり、(当たり前ですが)カップがピッタリと収まります。
カップ&ソーサーというと、ティーパーティーなどのツルッと光沢がある洋風な食器をイメージしますが、なるほどどうして、このカップ&ソーサーもしっくりと馴染みます。
お休みの日に、一人窓辺で外を見ながら自分で入れたコーヒーを飲んでみたくなります。